ラッキーの魅力を語る|たまごやモチーフについても言及
ラッキーの基本情報
- ポケモンの分類: たまごポケモン
- 重さ: 約34.6 kg
- 大きさ: 約1.1 m
- 種族値:
- HP: 250
- 攻撃: 5
- 防御: 5
- 特攻: 35
- 特防: 105
- 素早さ: 50
- 進化先の有無: 進化先あり(ハピナスへ進化)
- 進化前の有無: 進化前あり(進化前はピンプク)
ラッキーはその驚異的なHPが最大の特徴で、長い間戦い続けることができる耐久力を持っています。愛情を持って育てることでハピナスへと進化し、さらに特防の能力が強化されます。
が、ラッキーは第五世代から登場した「しんかのきせき」を持ち物として持たせると、ハピナス以上の耐久力をもち、特殊受けポケモントップクラスの性能を発揮するため、ランクマッチで結構活躍してくれます。
モチーフ
たまごポケモンという分類で、具体的なモチーフは公表されていない模様。
各シリーズの図鑑には主に以下のいずれかが記載れている。
- 持っているたまごは栄養満点
- 逃げ足が早い
- 幸運をもたらす
個人的には犬がモチーフなのではないかと思っていたが、そうではないらしい。
たまごについて
ラッキーが持っているたまごは栄養満点らしい。
また、野生のラッキーは稀に「しあわせたまご」を持っていることがあるが、これを持ち物から外しても、お腹のたまごのグラフィックがなくなるわけではないので、別に隠し持っている道具なのだろう。
回復技である「たまごうみ」も、使用してもラッキーのグラフィックが変わるわけでは何ので、こちらもお腹のたまごではないと思われる。
とりあえず、明確に判っているのは、ラッキーが持っているたまごは栄養満点らしい。
ラッキーの魅力
初代癒し系ポケモンの代表格
ラッキーの魅力は何と言ってもその愛くるしいビジュアルです。 分類名がたまごポケモンといわれている通り、卵のような桃色のボディーにお腹のポケットの中に白い卵があります。 つぶらな瞳で左右に3本づつある耳のように見える毛もとってもチャーミングです。
初代アニメでは、ポケモンセンターでジョーイさんと共に登場する印象が強い方も多いのではないでしょうか?
ジョーイさんとお揃いのナースキャップを被って、傷ついたポケモンを担架で運んだり、ジョーイさんの指示に従って治療をアシストしていた姿が印象的でした。
傷ついたポケモンのみならず、視聴者にも安心感を与えるような存在感で、正に癒し系ポケモンといえば『ラッキー』と言っても過言ではありません。
出会えたらラッキー!ゲーム本編での活躍
赤・緑・青に登場するポケモンの中で、特に女性人気が高かったのが、アニメの顔でもある『ピカチュウ』を除いては『ピッピ』、『プリン』、そして『ラッキー』でした。(※初代はフェアリータイプがなかったので、ピッピとプリンはノーマル単体でした。)
3匹ともピンク色でまんまるボディーのプリティーフェイスという共通点があります。『プリン』は3番道路、『ピッピ』はおつきみやまで出現するのでかなり序盤で捕獲・育成できます。
しかし、『ラッキー』は違います。 『ラッキー』は特殊な条件でしか出現しない上、しかもその機会を逃すとクリア後まで捕獲する機会に恵まれることはありません。 その条件はサファリゾーンでの捕獲です。 この条件、非常に高い難易度なのです。
当時入手困難だった理由その①
捕獲システムの違い サファリゾーンにはフィールドでエンカウントすることのない珍しいポケモンが数種類存在します。 その代わり、フィールドとは捕獲システムが大きく異なります。
通常、野生のポケモンとエンカウントした際の流れとしてバトルがあります。 バトルで手持ちのポケモンを戦わせ、体力を減らして捕獲するのが一般的です。(相手の防御力を下げると捕獲確率UP) HPMAXの状態で捕獲しようとすると、マスターボール以外だとどんなにレベルが低いポケモンでもすぐにボールから出てきてしまいます。 サファリゾーンは入場(料金500円)すると『サファリボール×30』、『石』、『エサ』という3つのアイテムが渡されます。
この3つのアイテムの使用以外でのポケモンの捕獲はできません。 そのため、通常バトルとは違いHPMAXの状態のポケモンを捕獲しなければなりません。 『石』を投げると防御力が下がり捕獲できる確率が上がる代わりに、ポケモンが逃げやすくなります。 『エサ』を投げてエサに夢中になっているうちにボールを投げれば命中率は上がりますが、捕獲できる確率は変わりません。
この様に、サファリゾーンでの捕獲率はフィールド上での捕獲率よりもはるかに下回ります。 ただでさえ捕獲難易度が高いサファリゾーンの中で、最も捕獲困難なポケモンそれが『ラッキー』なのです。
当時入手困難だった理由その②
異常なほど低いエンカウント率+捕獲率 サファリゾーンには入場後に500歩歩いたら強制終了というルールがあります。 そのため、お目当てのポケモンを探してひたすらウロウロしているとあっという間に終了です。 入場するたびに毎回500円払うので、お金+時間との戦いになります。
その上『ラッキー』の出現率は4.2%、サファリボールを投げたときの捕獲率は6.9%という低さで、運良くエンカウントしてもすぐに逃げられてしまいます。 逃げられないうちにとひたすらサファリボールを投げて捕獲しようとしても、驚くほどボールが当たりません。
貴重なポケモンほど捕まえたくなるのが人間の性というものです。 お金がなくなるギリギリまでサファリパークで粘り、運良くクリア前に捕獲し、育成できるようになった時の喜びはひとしおでした。
育成して気付いた愛くるしい姿とのギャップ
『ラッキー』を無事に捕獲し、育成をはじめて気付いたのはバトルにおいてはアニメなどの媒体で見ていたイメージとは真逆のスタイルだと言うことです。 初代のアニメでは戦闘シーンがほぼ皆無で、白衣の天使ならぬ桃色の天使として視聴者を癒してくれる存在でしたが、いざゲームで使用してみるとこれが結構強かったのです。
HPのステータスが高いため耐久性があるのと、ノーマルタイプのポケモンなので弱点が少ないというメリットがあります。 更にわざマシンを使用して、れいとうビームや10まんボルトなど幅広く覚えられるのが特徴。
そして、わざマシンを使用することで『たまごうみ』という回復技を覚える唯一のポケモンでもあります。
『たまごうみ』はバトル中、自分の最大HP1/2を回復する技で、フィールド上で使用すると自分のHPの1/5をパーティに分け与えることができるという技です。 この技はジョーイさんと共にポケモンセンターで傷ついたポケモンを回復する『ラッキー』のイメージそのものです。
実際にゲーム内で使用すると、攻守共に優れているだけでなく回復までしてくれるというオマケ付きで、バトルにおいても非常に実用性の高いポケモンだということがわかりました。(初代は「ちいさくなる」を使ったラッキーが有名でした。この頃から害悪…。)
アニメでの愛くるしい姿、クリア前にはなかなか捕獲できない貴重性、バトルにおいてはオールラウンドな活躍を見せてくれる『ラッキー』は本当に魅力的なポケモンです。
そして、第五世代から登場した「しんかのきせき」によってとんでもないポケモンに変貌するのです…。
追伸
『ラッキー』はクリア後、ハナダのどうくつでLV56以上で出現します。 ポケモン図鑑を登録するだけならば、ハナダのどうくつでの捕獲をオススメします。 しかし、苦労した末にサファリゾーンで捕獲しLV.23〜手塩にかけて育てた経緯から、ゲームプレイ後数十年経っても私の中で愛着があり、思い出深いポケモンの1匹となっています!
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ラッキーについてのコメント
ラッキーが推しの方は、ぜひ下部のコメントにて愛を存分に語ってください!
書き始めを以下のようにしていただくとわかりやすいです。
例:ラッキーは〇〇がよき!